【展覧会概要】

2009年11月11日

出展作家

草間彌生 横尾忠則 杉本博司 AES+F ヤノベケンジ                     マーティン・クリード Mr. 名和晃平                       戦闘機プロジェクト(佐藤愛 田上穂波 三松由布子) 

旭日照波

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左:横尾忠則《戦後》1985                 右:杉本博司《旭日照波》1999

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左: ヤノベケンジ《アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ》2000                          右:名和晃平《PixCell-Toy-Machine Gun》 2009

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マーティン・クリード

  誰も死なない

 

 

 

 

 左上:マーティン・クリード 《Work No.300》 2003  

 左下:Mr. 《誰も死なない》 2008       右:戦闘機プロジェクト 《日常》 2008

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 AES+F 《LAST RIOT2  Panorama #4》  2006

 

主催:京都造形芸術大学/ギャルリ・オーブ

会期:2009年9月28日〜10月12日(祝) 10:30〜18:30 無休

会場:京都造形芸術大学人間館1F ギャルリ・オーブ 入場無料

協力:東京都現代美術館/原美術館/大阪府

特別協力:磯崎新アトリエ

企画:飯田高誉(京都造形芸術大学芸術学部准教授)

スタッフ:高橋洋介(京都造形芸術大学ASP学科) 御厨亮(ASP学科) 宮内由梨(ASP学科) 高嶋慈(京都大学) 吉富真知子(同志社大学)

 

 

[ お問合せ] 075-791-8232 (京都造形芸術大学 総合造形準備室 担当:西村)   

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【「戦争と芸術」展(Ⅰ~Ⅳ)の経緯と開催主旨】

2009年11月11日

 

 本展第一弾(2007年1月10日~2月2日開催)では、防衛省の協力によって藤田嗣治の戦争画《南昌新飛行場爆撃ノ図》の出品が実現した。そして現代美術作家の横尾忠則杉本博司宮島達男神谷徹を交え、さらに長崎天主堂の被爆した聖像立命館大学国際平和ミュージアムの協力によって併せて展示した。この展覧会は、政治・経済の枠組みに止まらず、芸術的視点に立ったアプローチによって、「戦争と芸術」の関係性とそこに横たわる様々な問題を浮かび上がらせる試みであった。タブー視されていた戦争画を取り上げることで各方面からの注目を集め、国内外からも多大な反響を得た。副題の「美の恐怖と幻影」とは、芸術によって生みだされるイメージがいかに人々に影響をあたえるのか、また、歴史的な視点における芸術の役割や美の定義とは何なのか、という問いかけを含意している。

 第二弾(2008年1月16日~2月16日)は、第一弾と同様、防衛省の協力により出品された戦争画と現代作家の作品から構成された。戦時中、藤田嗣治、宮本三郎などと肩を並べた中村研一の戦争画《神風特別攻撃隊の海軍機の活躍》を紹介し、それに加えて細江英公の〈死の灰〉シリーズの写真作品と映像作品《原爆とへそ》(出演・土方巽)や中西夏之の50年代の絵画作品、横尾忠則の最新絵画作品5点、「9.11」を体験した太郎千恵蔵の最新大作絵画、トマス・デマンド暴力やテロをメタファーとした大作写真作品2点、ダレン・アーモンドの「表象不可能とされたアウシュビッツ」の映像作品とオブジェが出展された。またフランスの哲学者で「事故の博物館」展(2003年・カルティエ現代美術財団)の企画や『純粋戦争』、『パニック都市』などの著者として活躍中のポール・ヴィリリオが、本展に対する深い理解と賛同を表明し、書き下ろしのテキスト「トーチカ」によって参加した。

 第三弾(2009年1月16日~2月5日)は、各作家の作品を通じて「人間存在」の本源的な意味をも問いかけていくものとなった。出品作家は、藤田嗣治作品《重爆》(防衛研究所蔵)をはじめ、横尾忠則の戦争の記憶を絵画化した新作(連続参加)、宮島達男のアウシュビッツ行きの列車に積み込まれたLEDが明滅する作品古井智「核の歴史」をテーマにした写真及び絵画作品、山口晃の戦争擬画、佐々木加奈子のもうひとつの「アンネの日記」をテーマとした写真作品、大庭大介の彫刻作品《最終兵器》など世代を越えた多彩な作家を交えた展開であった。

 本展の第四弾は、「実際の戦争」と「イメージにおける戦争」といったテーマを対比させながら、現代における戦争の定義を探求するものである。戦中少女期を過ごした草間彌生戦争三部作(絵画作品)や杉本博司旭日照波(昭和天皇像)とA級戦犯などの写真作品、建築家磯崎新の流木や石油缶で構成したフレームデザインによる横尾忠則の陶板の大作戦後(廃墟と化した東京)など戦争の記憶をテーマにした作品が出品される。一方、戦後世代からロシアのアーティストユニットAES+F暴力やエロスに満ちた世界像を表象した写真作品やイギリスのターナー賞受賞作家マーティン・クリードの「芸術の存在理由」をテーマとした文字によるコンセプチュアワーク、Mr.の少女たちによるサバイバルゲームをモチーフにした《誰も死なない》(映像作品)、名和晃平の非物質化した戦争兵器をテーマにした《PixCell-Toy-Machine Gun》、そしてヤノベケンジの原発事故後のチェルノブイリをテーマにした作品、さらに本学の戦闘機プロジェクト情報デザイン学科学生3人のアートユニット)による「日常の中の戦争」をテーマにした作品など平和な国「ニッポン」に内在している「終わらぬ戦後」や戦争を知らない世代の若者の「心理的戦争状態」を浮かび上がらせ、私たちの世界のパラダイムが急激に変化していることを認識していこうとするものである。

 「戦争と芸術」というテーマは、本学の「平和精神」に基づいたものである。あまりに深くて現代的なテーマであるために、本展覧会がシリーズ化したことは必然であると考えている。

キュレーター 飯田高誉

 

 

【関連イベント】

2009年11月11日

 

イベントの会場はすべてギャルリ・オーブ(京都造形芸術大学人間館1F)

 
オープニングレセプション

9月28日(月)18:00〜19:30

  

ギャラリートーク

10月3日(土) 10月4(日)                                              10月10日(土) 10月11日(日)

各日14〜15時と16〜17時の2回開催 無料・先着順(各回20名)

   

対談|「終わらない戦後」

椹木野衣(美術評論家/多摩美術大学美術学部准教授)                               &飯田高誉(本展キュレーター/本学芸術学部准教授)

10月2日(金)18:00〜19:30 無料・先着順

   

アーティストトークⅠ|「スペクタクル社会の表皮」

名和晃平(本展出品作家/本学大学院准教授)                                      モデレーター:飯田高誉(本展キュレーター/本学芸術学部准教授)

10月8日(木)18:00〜19:30 無料・先着順

   

アーティストトークⅡ|「核時代のサヴァイヴァル/リヴァイバル」

ヤノベケンジ(本展出品作家/本学情報デザイン学科教授)                                    モデレーター:飯田高誉(本展キュレーター/本学芸術学部准教授)

10月9日(金)18:00〜19:30 無料・先着順  

 
アーティストトークⅢ|「日常の中の戦争」

戦闘機プロジェクト(佐藤愛 田上穂波 三松由布子/本展出品作家)                                        モデレーター:高橋洋介(本展スタッフ/本学ASP学科)

10月12日(祝)16:00〜17:30 無料・先着順

 

 

【交通案内】

2009年11月11日

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*搬入中1*

2009年11月11日

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9月27日、Mr.さんが作品の展示作業にいらっしゃいました。今回の出展作家の中で、一番最後まで展示作業をしていたのが、衣装や小物など最も出展数の多い、Mr.さんでした。ヤマト運輸の方々がMr.さんの絵コンテなどをひとつひとつ丁寧に展示されている中、Mr.さんは戦闘服の帽子の形を整えたりと、夜遅くまで細かな調整をされていました。

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 完成!

*搬入中2*

2009年11月11日

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戦闘機プロジェクトのみなさんが搬入中です。

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搬入完了の記念撮影(戦闘機プロジェクト:左から佐藤愛、三松由布子、田上穂波)

会期スタート!

2009年11月10日

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「戦争と芸術Ⅳ―美の恐怖と幻影」展が9月28日(月)より始まりました。

 本展は、戦後タブー視されてきた「戦争画」を取り上げ、政治・経済の枠組みに止まらず、芸術的視点に立ったアプローチによって、「戦争と芸術」の新たな関係性を浮かび上がらせる試みです。2007年より始まったシリーズ展の第4弾である今回は、戦争を体験した世代と戦後世代の表現を対比し、現在における戦争のリアリティや定義を探求するものになっています。

19世紀末に日本画家が描いた「戦争」から1980年生まれの若い作家が可視化する現代のグローバルな戦争まで、幅広い世代の表現が繰り広げる場を体感し、またとない貴重な議論に参加すべく、万障お繰り合わせの上ぜひ足をお運びください。

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レセプション

2009年11月10日

展覧会が無事オープンいたしました。

初日は200名近くの方がご来場くださり、レセプションも盛況を博しました。

本展覧会実現のために協力していただいた関係者各位の皆様、そして本展覧会のためにご来場くださった皆様、本当にありがとうございます。

レセプションに続いて、対談やアーティストトーク、ギャラリートークなど刺激的なイベントが会期中に多数開催されますので、奮ってご参加ください。

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左:レセプションで歓談する来場者      右:Mr.氏

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左:戦闘機プロジェクト(右端の女性3名:右から佐藤愛、三松由布子、田上穂波)       右:右から浅田彰氏(京都造形芸術大学大学院長)、横内敏人氏(同大学副学長)、飯田高誉氏(本展キュレーター)

報道記事(雑誌)

2009年11月10日

『美術フォーラム21』の姉妹誌として2009年5月に創刊された季刊の情報誌、『視覚の現場―四季の綻び』に本展のレビューが掲載されました。

吉村良夫「一神教文明の暗部を問い直し続ける根性を!!
何が本当の敵なのか、実感できない所から
―二〇〇九年九月二十八日―十月十二日、京都造形芸術大学『戦争と芸術』展Ⅳ」
『視覚の現場―四季の綻び』(第3号、2009年11月19日発行、pp.50-51)

美術手帖2009年12月号 p.198-200 REVIEWS EX に本展のレビューが掲載されました。

熊本拓矢 「『リアリティー』の虚偽に抗して:『戦争と芸術Ⅳ-美の恐怖と幻影-』展」

報道記事(新聞)

2009年11月1日
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京都新聞/2009/9/29

日経新聞(夕刊)/2009/9/30

日経新聞/2009/9/30

朝日新聞/2009/10/2

朝日新聞/2009/10/2

毎日新聞/2009/10/6

毎日新聞/2009/10/6

報道記事(web)

2009年11月1日
ARTiT
http://www.art-it.asia/u/admin_exrec/2V3C5HjquGTUnLksgoic/
artscape
毎日新聞
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20091006ddlk26040492000c.html
京都新聞
http://kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009092900137&genre=G1&area=K00
新図書館ラボ
http://shintoshokanlab.kobe-du.ac.jp/node/30564

対談「終わらない戦後」 椹木野衣&飯田高誉 

2009年11月1日

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10月2日(金)18:00よりギャルリ・オーブ第一展示室で対談「終わらない戦後」を開催いたしました。

水戸現代芸術センターで開催された展覧会「日本ゼロ年」の企画や著書「戦争と万博」、「『爆心地』の芸術」の執筆など、戦後美術の研究で有名な椹木野衣氏(美術評論家/多摩美術大学美術学部准教授)と本展キュレーターの飯田高誉氏をゲストに迎え、戦争画や戦後の日本美術や現代社会の問題を論じました。対談の途中からは、浅田彰氏(京都造形芸術大学大学院長)も飛び入り参加し、観客とも白熱した議論を交わしました。

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左:椹木野衣氏                 右:飯田高誉氏

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上:浅田彰氏

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対話型ギャラリートーク(第1回、第2回)

2009年11月1日

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対話型のギャラリートークを10月3日(土)に2回開催しました。

鑑賞者は作品をじっくりと観察しながら、他の参加者の言葉をキャプションの代わりにして作品について討議しました。

《千人針》では「キャプションを読まなければ、戦争画に見えない」あるいは「千人針の迷信を知らなければ裁縫する美人の絵に見える」という意見が多く出たのに対し、横尾忠則の《戦後》ではご年配の方から「これこそまさに戦後」「もはや想像というレベルではなく痛みを感じる」というストレートな意見が出ました。また戦後世代のAES+Fの《Last Riot》では「まるで5歳児が見た戦争の情景のよう」という感想や若い世代から「これこそが戦争だ」という意見が出ました。参加者たちは、ナビゲーターの解説によって時代背景を学び、作品をより理解するだけでなく、キャプションと作品解説というフィルターをはずしたときに見えてくる、時代の制約や描かれたモチーフの意味を超えて伝わる作品の純粋な本質や視覚的な力についても語り合い、それぞれの思考を深めました。

ギャラリートークは、形式と鑑賞する作品を多少変化させ、10月10日(土)、10月11日(日)にも開催いたします。他者の言葉に耳を傾け、作品の新しい見方を発見する貴重な機会に奮ってご参加ください。

* 対話型のギャラリートーク(通称ACOP)は、解説者が一方的に知識を語るのではなく、鑑賞者が時間をかけ作品の細部まで鑑賞し討論する民主主義的なギャラリートークの形式です。専門家にしか通じない表現様式や美学用語などを羅列した解説によって鑑賞者離れが進んだ1980年代の美術館を救うためにニューヨーク近代美術館で開発されました。一切の専門用語を用いず、作品を再び鑑賞者のものとして体感してもらう手法として、海外の美術館で一般化しています。

ギャラリートーク(第3回、第4回)

2009年11月1日

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10月4日(日)14:00と16:00から、ギャラリートークを行いました。

本日は昨日とは形式を変え、戦争と芸術展の文脈をより明確化した形で、杉本博司所蔵の榎本千花俊《千人針》、横尾忠則《戦後》、草間彌生〈戦争三部作〉、名和晃平《プリズムマシンガン》、ヤノベケンジ《アトムスーツプロジェクト―大地のアンテナ》の解説を行い、「解説がないと気付かない、作品の表わしているものがよく分かり、おもしろかった」などの感想を頂きました。

次回のギャラリートークは、参加してくださる方々の感想を伺いながら、さらに充実したギャラリートークを行いたいと思いますので、作品をより深く理解し、議論したい方は奮ってご参加ください。

ヤノベケンジ 「核時代のサヴァイバル/リヴァイバル」

2009年10月11日

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ヤノベケンジ氏

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10月9日金曜日、18:00よりギャルリ・オーブ第一展示室にて、本展出品作家のヤノベケンジさんのアーティストトークが行われました。今回の講演は、本展キュレーターである飯田高誉さんをモデレーターに迎え、「核時代のサヴァイヴァル/リヴァイバル」と題して、ヤノベさんのチェルノブイリ訪問を中心としてお話して頂きました。
学外からも多くのお客様がお越しになる中、制作の動機である「未来の廃墟」からチェルノブイリを訪問した理由、そしてチェルノブイリでヤノベさんが見たもの、その後のアーティストしての葛藤など、普段は聞くことの出来ない大変興味深い話を聞くことが出来ました。これまでの講演や同時期に大阪で行われていた水都大阪などで見せていた表情とは、また違った表情のヤノベさんを垣間みることができたのではないかと思います。

ヤノベケンジさん、そしてご来場下さった皆様、どうもありがとうございました。

 

名和晃平 「スペクタクル社会の表皮」

2009年10月11日

 

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 名和晃平氏

 

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出品作家の名和晃平さんをお招きして、アーティストトークを開催しました。

テーマは「スペクタクル社会の表皮」。

モデレーターを務めた飯田高誉さん(本展キュレーター)との議論は、メディアに流れる画像だけを判断して動いていく世界の美やその恐ろしさを論じるところから始まり、戦争を知らない世代と戦争を体験した世代に共通する戦争のリアリティ、教育論やアートの存在理由、高度情報化社会、宇宙における芸術の話へと幅広く展開しました。

来場した学生からも現代のリアリティやものづくりの在り方についての質疑応答がなされ、予定を時刻を越えて、2時間にわたり刺激的な討論が繰り広げられました。

お忙しい中、本企画に賛同してくださった名和晃平さん、そして、お集まりくださったご来場者のみなさま、本当にありがとうございました。

 

ギャラリートーク(第5回~第8回)

2009年10月11日

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10月10日(土)と10月11日(日)の14:00~と16:00~、各日2回ずつ、計4回にわたって第5回から第8回までのギャラリートークを開催いたしました。

杉本博司所蔵の榎本千花俊《千人針》、横尾忠則《戦後》、草間彌生〈戦争三部作〉、ヤノベケンジ《アトムスーツプロジェクト―大地のアンテナ》、Mr.《誰も死なない》の絵コンテや衣装、AES+F《最後の暴動2パノラマ#2,4》、そして戦闘機プロジェクト《日常》《memo》《コンセプチュアルコーヒー》の解説をおよそ1時間かけて行いました。

実際に戦争を体験された方々から千人針を縫ったときの想いなどを伺い、若い世代から戦争を体験した世代の表現がどう見えるなどを伺うことで、トーカーたちも参加者からさまざまな視点を学ばせていただきました。世代間の交流を促し、作品と鑑賞者とトーカーが相互に学びあう、有意義なギャラリートークを行うことができたのではないかと思います。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

来秋開催を予定している「戦争と芸術」展第五弾でまたお会いしたいと思います。

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戦闘機プロジェクト 「日常の中の戦争」

2009年10月11日

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戦闘機プロジェクト(手前から、田上穂波、佐藤愛、三松由布子)

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上左:田上穂波  上右:佐藤愛  下中央:三松由布子

 

10月12日、会期最終日に、本展出品作家の中で一番若い世代である戦闘機プロジェクト(京都造形芸術大学情報デザイン学科学生/佐藤愛、田上穂波、三松由布子)を招いて、アーティストトークを開催いたしました。

戦闘機プロジェクトのテーマである「日常の中の戦争」をキーワードに、ユニット結成時の詳しい経緯や、活発な制作のモチベーション、出品作である《日常》《コンセプチュアルコーヒー》《MEMO》の制作過程の詳細な説明、戦闘機プロジェクト以外での個々の活動、電通賞・博報堂賞・アサツーディケイ賞をトリプル受賞したときの広告代理店の評価と大学の評価の差、企業の担当に電話で軍需支援の有無を訊ねたときの応対などについてお話ししていただきました。

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円形の座席で、参加者もゲストやモデレータ-と対等な立場で民主主義的に話しながら、意見や感想を発言し、質疑応答をしました。学生、新聞記者、考古学者、キュレーター、教育者などさまざまなバックグラウンドを持つ人々が、戦闘機プロジェクトの作品の社会的な意義や将来の可能性、その明るい希望、そして戦争と芸術の関係性について熱い議論を交わしました。

ポリティカルアートの作品と戦闘機プロジェクトの作品を比較し、美学の変遷や社会と芸術の関係を再考するだけでなく、 グローバル社会の日常生活に潜む戦争の暴力や、タブー視されてきた戦後の問題を未来の世代のために個人が引き受けて議論の輪を広げることについて話し合う、たいへん有意義な場となりました。

戦闘機プロジェクトの佐藤さん、田上さん、三松さん、そしてアーティストトークにお越しくださり誠実に議論にご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

これから社会を支えていく世代である戦闘機プロジェクトのさらなる活躍をご期待ください。 

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戦争と芸術Ⅴ

2009年10月1日

「戦争と芸術Ⅳ」展にご協力くださった関係者のみなさま、そしてご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。

おかげさまで盛況の内に会期終了をむかえ、2010年の秋に「戦争と芸術」展第5弾を開催する運びとなりました。

第5弾の詳細が決まりましたら、本ブログにて告知いたしますので、お楽しみに。