対話型ギャラリートーク(第1回、第2回)

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対話型のギャラリートークを10月3日(土)に2回開催しました。

鑑賞者は作品をじっくりと観察しながら、他の参加者の言葉をキャプションの代わりにして作品について討議しました。

《千人針》では「キャプションを読まなければ、戦争画に見えない」あるいは「千人針の迷信を知らなければ裁縫する美人の絵に見える」という意見が多く出たのに対し、横尾忠則の《戦後》ではご年配の方から「これこそまさに戦後」「もはや想像というレベルではなく痛みを感じる」というストレートな意見が出ました。また戦後世代のAES+Fの《Last Riot》では「まるで5歳児が見た戦争の情景のよう」という感想や若い世代から「これこそが戦争だ」という意見が出ました。参加者たちは、ナビゲーターの解説によって時代背景を学び、作品をより理解するだけでなく、キャプションと作品解説というフィルターをはずしたときに見えてくる、時代の制約や描かれたモチーフの意味を超えて伝わる作品の純粋な本質や視覚的な力についても語り合い、それぞれの思考を深めました。

ギャラリートークは、形式と鑑賞する作品を多少変化させ、10月10日(土)、10月11日(日)にも開催いたします。他者の言葉に耳を傾け、作品の新しい見方を発見する貴重な機会に奮ってご参加ください。

* 対話型のギャラリートーク(通称ACOP)は、解説者が一方的に知識を語るのではなく、鑑賞者が時間をかけ作品の細部まで鑑賞し討論する民主主義的なギャラリートークの形式です。専門家にしか通じない表現様式や美学用語などを羅列した解説によって鑑賞者離れが進んだ1980年代の美術館を救うためにニューヨーク近代美術館で開発されました。一切の専門用語を用いず、作品を再び鑑賞者のものとして体感してもらう手法として、海外の美術館で一般化しています。

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