Archive for the ‘イベントの様子’ Category

レセプション

2009年11月10日

展覧会が無事オープンいたしました。

初日は200名近くの方がご来場くださり、レセプションも盛況を博しました。

本展覧会実現のために協力していただいた関係者各位の皆様、そして本展覧会のためにご来場くださった皆様、本当にありがとうございます。

レセプションに続いて、対談やアーティストトーク、ギャラリートークなど刺激的なイベントが会期中に多数開催されますので、奮ってご参加ください。

opening_05

opening_01

左:レセプションで歓談する来場者      右:Mr.氏

opening_06

opening_07

左:戦闘機プロジェクト(右端の女性3名:右から佐藤愛、三松由布子、田上穂波)       右:右から浅田彰氏(京都造形芸術大学大学院長)、横内敏人氏(同大学副学長)、飯田高誉氏(本展キュレーター)

対談「終わらない戦後」 椹木野衣&飯田高誉 

2009年11月1日

s_i_09

 

10月2日(金)18:00よりギャルリ・オーブ第一展示室で対談「終わらない戦後」を開催いたしました。

水戸現代芸術センターで開催された展覧会「日本ゼロ年」の企画や著書「戦争と万博」、「『爆心地』の芸術」の執筆など、戦後美術の研究で有名な椹木野衣氏(美術評論家/多摩美術大学美術学部准教授)と本展キュレーターの飯田高誉氏をゲストに迎え、戦争画や戦後の日本美術や現代社会の問題を論じました。対談の途中からは、浅田彰氏(京都造形芸術大学大学院長)も飛び入り参加し、観客とも白熱した議論を交わしました。

s_i_03s_i_02

 

 

 

 

左:椹木野衣氏                 右:飯田高誉氏

s_i_07

 

 

 

 

 

 

 

上:浅田彰氏

s_i_08

対話型ギャラリートーク(第1回、第2回)

2009年11月1日

g_talk_04

 g_talk_01

対話型のギャラリートークを10月3日(土)に2回開催しました。

鑑賞者は作品をじっくりと観察しながら、他の参加者の言葉をキャプションの代わりにして作品について討議しました。

《千人針》では「キャプションを読まなければ、戦争画に見えない」あるいは「千人針の迷信を知らなければ裁縫する美人の絵に見える」という意見が多く出たのに対し、横尾忠則の《戦後》ではご年配の方から「これこそまさに戦後」「もはや想像というレベルではなく痛みを感じる」というストレートな意見が出ました。また戦後世代のAES+Fの《Last Riot》では「まるで5歳児が見た戦争の情景のよう」という感想や若い世代から「これこそが戦争だ」という意見が出ました。参加者たちは、ナビゲーターの解説によって時代背景を学び、作品をより理解するだけでなく、キャプションと作品解説というフィルターをはずしたときに見えてくる、時代の制約や描かれたモチーフの意味を超えて伝わる作品の純粋な本質や視覚的な力についても語り合い、それぞれの思考を深めました。

ギャラリートークは、形式と鑑賞する作品を多少変化させ、10月10日(土)、10月11日(日)にも開催いたします。他者の言葉に耳を傾け、作品の新しい見方を発見する貴重な機会に奮ってご参加ください。

* 対話型のギャラリートーク(通称ACOP)は、解説者が一方的に知識を語るのではなく、鑑賞者が時間をかけ作品の細部まで鑑賞し討論する民主主義的なギャラリートークの形式です。専門家にしか通じない表現様式や美学用語などを羅列した解説によって鑑賞者離れが進んだ1980年代の美術館を救うためにニューヨーク近代美術館で開発されました。一切の専門用語を用いず、作品を再び鑑賞者のものとして体感してもらう手法として、海外の美術館で一般化しています。

ギャラリートーク(第3回、第4回)

2009年11月1日

g_talk_05

g_talk_06

 

10月4日(日)14:00と16:00から、ギャラリートークを行いました。

本日は昨日とは形式を変え、戦争と芸術展の文脈をより明確化した形で、杉本博司所蔵の榎本千花俊《千人針》、横尾忠則《戦後》、草間彌生〈戦争三部作〉、名和晃平《プリズムマシンガン》、ヤノベケンジ《アトムスーツプロジェクト―大地のアンテナ》の解説を行い、「解説がないと気付かない、作品の表わしているものがよく分かり、おもしろかった」などの感想を頂きました。

次回のギャラリートークは、参加してくださる方々の感想を伺いながら、さらに充実したギャラリートークを行いたいと思いますので、作品をより深く理解し、議論したい方は奮ってご参加ください。

ヤノベケンジ 「核時代のサヴァイバル/リヴァイバル」

2009年10月11日

_MG_3140

ヤノベケンジ氏

 _MG_3191

 

10月9日金曜日、18:00よりギャルリ・オーブ第一展示室にて、本展出品作家のヤノベケンジさんのアーティストトークが行われました。今回の講演は、本展キュレーターである飯田高誉さんをモデレーターに迎え、「核時代のサヴァイヴァル/リヴァイバル」と題して、ヤノベさんのチェルノブイリ訪問を中心としてお話して頂きました。
学外からも多くのお客様がお越しになる中、制作の動機である「未来の廃墟」からチェルノブイリを訪問した理由、そしてチェルノブイリでヤノベさんが見たもの、その後のアーティストしての葛藤など、普段は聞くことの出来ない大変興味深い話を聞くことが出来ました。これまでの講演や同時期に大阪で行われていた水都大阪などで見せていた表情とは、また違った表情のヤノベさんを垣間みることができたのではないかと思います。

ヤノベケンジさん、そしてご来場下さった皆様、どうもありがとうございました。

 

名和晃平 「スペクタクル社会の表皮」

2009年10月11日

 

_MG_3036

 名和晃平氏

 

_MG_3100

 

出品作家の名和晃平さんをお招きして、アーティストトークを開催しました。

テーマは「スペクタクル社会の表皮」。

モデレーターを務めた飯田高誉さん(本展キュレーター)との議論は、メディアに流れる画像だけを判断して動いていく世界の美やその恐ろしさを論じるところから始まり、戦争を知らない世代と戦争を体験した世代に共通する戦争のリアリティ、教育論やアートの存在理由、高度情報化社会、宇宙における芸術の話へと幅広く展開しました。

来場した学生からも現代のリアリティやものづくりの在り方についての質疑応答がなされ、予定を時刻を越えて、2時間にわたり刺激的な討論が繰り広げられました。

お忙しい中、本企画に賛同してくださった名和晃平さん、そして、お集まりくださったご来場者のみなさま、本当にありがとうございました。

 

ギャラリートーク(第5回~第8回)

2009年10月11日

 g_talk_09g_talk_08

 

10月10日(土)と10月11日(日)の14:00~と16:00~、各日2回ずつ、計4回にわたって第5回から第8回までのギャラリートークを開催いたしました。

杉本博司所蔵の榎本千花俊《千人針》、横尾忠則《戦後》、草間彌生〈戦争三部作〉、ヤノベケンジ《アトムスーツプロジェクト―大地のアンテナ》、Mr.《誰も死なない》の絵コンテや衣装、AES+F《最後の暴動2パノラマ#2,4》、そして戦闘機プロジェクト《日常》《memo》《コンセプチュアルコーヒー》の解説をおよそ1時間かけて行いました。

実際に戦争を体験された方々から千人針を縫ったときの想いなどを伺い、若い世代から戦争を体験した世代の表現がどう見えるなどを伺うことで、トーカーたちも参加者からさまざまな視点を学ばせていただきました。世代間の交流を促し、作品と鑑賞者とトーカーが相互に学びあう、有意義なギャラリートークを行うことができたのではないかと思います。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

来秋開催を予定している「戦争と芸術」展第五弾でまたお会いしたいと思います。

g_talk_07

g_talk_11

戦闘機プロジェクト 「日常の中の戦争」

2009年10月11日

_MG_3345

戦闘機プロジェクト(手前から、田上穂波、佐藤愛、三松由布子)

 _MG_3420_MG_3357 

 

 

 _MG_3378

上左:田上穂波  上右:佐藤愛  下中央:三松由布子

 

10月12日、会期最終日に、本展出品作家の中で一番若い世代である戦闘機プロジェクト(京都造形芸術大学情報デザイン学科学生/佐藤愛、田上穂波、三松由布子)を招いて、アーティストトークを開催いたしました。

戦闘機プロジェクトのテーマである「日常の中の戦争」をキーワードに、ユニット結成時の詳しい経緯や、活発な制作のモチベーション、出品作である《日常》《コンセプチュアルコーヒー》《MEMO》の制作過程の詳細な説明、戦闘機プロジェクト以外での個々の活動、電通賞・博報堂賞・アサツーディケイ賞をトリプル受賞したときの広告代理店の評価と大学の評価の差、企業の担当に電話で軍需支援の有無を訊ねたときの応対などについてお話ししていただきました。

_MG_3403

 

円形の座席で、参加者もゲストやモデレータ-と対等な立場で民主主義的に話しながら、意見や感想を発言し、質疑応答をしました。学生、新聞記者、考古学者、キュレーター、教育者などさまざまなバックグラウンドを持つ人々が、戦闘機プロジェクトの作品の社会的な意義や将来の可能性、その明るい希望、そして戦争と芸術の関係性について熱い議論を交わしました。

ポリティカルアートの作品と戦闘機プロジェクトの作品を比較し、美学の変遷や社会と芸術の関係を再考するだけでなく、 グローバル社会の日常生活に潜む戦争の暴力や、タブー視されてきた戦後の問題を未来の世代のために個人が引き受けて議論の輪を広げることについて話し合う、たいへん有意義な場となりました。

戦闘機プロジェクトの佐藤さん、田上さん、三松さん、そしてアーティストトークにお越しくださり誠実に議論にご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

これから社会を支えていく世代である戦闘機プロジェクトのさらなる活躍をご期待ください。 

_MG_3360